オモシロキコトモナキ世ヲオモシロク-ケロッグ1年留学日記

外資系コンサル、日系金融機関、インドでの国際機関を経て、2012年6月からKellogg school of management1年プログラムに留学している男のつぶやき。アメリカ時々インド。2013年6月には卒業したいと思っている。

MBA受験総論②目標点数と自分ケース(受験スケジュール)

引き続き、目標点数の考え方とおいらの受験スケジュールをダイジェストで。

3.目標点数
TOEFL/GMATも試験の成績は高ければ高い方がいい。ただ両方の試験ともおいらは異常に苦労したし、限られた時間内で点数をとろうと思うと、まず大事なのは目標点数をセットすること。
正確なことはようわからんが、①志望校のレベルのレンジ、②バックグラウンド(私費か社費か等も含め)などで変わるようだ。
おいらの場合は、同じ会社出身や同様のバックグラウンドの在校生・合格者から推察して、「TOEFL100点、GMAT680点あれば出願してやろう。」とまず4月時点で決意した。
実際の結果も両方ともちょこっと上回ったくらい。「ほんまはTOEFLで105点とかはほしいとこだったなー」と思う。お世辞にも高い成績とは言えないが、それでも9割以上の学校からは面接によんでもらえたし、個人的にそんなに間違った戦略ではなかった気がしなくもない。

4.自分ケース(受験スケジュール)
2011年1月-:TOEFL/GMATの試験を受けてみるも惨敗。TOEFLで80点代前半、GMATで600点前半の成績を出す。「最初はこんなもんだろう」と思い数回受けるも成績がほぼ横ばいし危険な気持で寒い冬を過ごす。と同時に転職と結婚を急に決意

2011年4月:「転職」。とともに留学の決心を強め、このままの勉強法ではいかんと思いAffinity【Affinity英語学院】の門をたたく。カウンセリングの結果、受験までのスケジュール、勉強法の戦略を見直す。とりあえずTOEFLの点数アップに専念。

2011年5月:昼も夜もプライベート返上で勉強しまくる。5月末にはTOEFLが10点アップし90点台になり気を良くする。一方で結婚準備がヒートアップし、コンサルで学んだプロマネスキルをいかんなく発揮する。この時点でTOEFLの目標達成時を後ろ倒し。

2011年7月:6月末で100点を獲得する気だったのだが、95点の壁に阻まれる。5回近く94点がでて、なんかの呪いなんじゃないかと思う。ETS(TOEFLの主催会社)を倒産させる方法を模索したり、TOEICを受けてみたり迷走する。さらにGMAT勉強との2正面作戦を開始し、睡眠時間が激減する。

20011年8月:睡眠時間激減、精神不安定絶好調。9月にGMAT決戦日を設定。学校説明会がはじまるがそれどころではなく、Kelloggのcoffee chatにだけ参加し異常にテンションがあがる。エッセーの準備も開始、さらに睡眠時間が減少。

2011年9月:上旬GMATで成績がでて麹町のテストセンターでうれしさのあまり舞う。あまりに陽気になりすぎたため、「TOEFLもね。」と釘をさされる。中旬TOEFLでも目標点数突破。カウンセラーと急ピッチでエッセーを書き始めるが、「巨人の星」並みのスパルタを受けまた心が折れそうになる。と同時に本当のキャリアゴールについて真剣に悩み始めだす

2011年10月:Kelloggをはじめ数校だけ、数を絞って出願。満身創痍だが、カウンセラーが「次は面接の練習や!」とスパルタがとどまることをしらないので3日に1回ペースで面接のトレーニングを受ける。

2011年11月:Kelloggをはじめ面接。燃え尽きる。R2の出願準備もしないといけないのだが燃え尽きる。と同時に母校のホームカミングデイでお祭りを企画し燃え尽きる。熱を出す。ほぼ廃人。

2011年12月:中旬Kelloggからwaitlist。激しく動揺するがKelloggの在校生・卒業生に励まされ、スカイプ・対面で15人近くの人とお話し、激しく感動すると同時に志望を強める。と同時に冷静にリスクヘッジのためにR2の出願準備をもうピッチで開始。みんなが気を使い始め受験の話題を僕にふらなくなる。。

2012年1月:気合いで5校追加で出願。身も心も寒くなる。R1でだした一校から面接にもよばれずすこーんと落ちる。持ち前の前向きさをだし、「受けていない」ことで自分の中で処理する。

2012年2月:某校面接の末合格。面接の招待を幸運なことにいっぱいもらう。が、waitlistのストレスなどからまた精神不安定に陥る。

2012年3月:面接ラッシュといくつかの学校から合格の連絡。28日Kelloggから合格の連絡をもらう。

2012年4月:他合格校にお断りの連絡をいれて、Kellogg進学決定。からの謎の退社。

長かった。。。他の学校の話は省略しやしたが、激動の受験史でした。今振り返ってみると英語力、キャリアへの考え方など立ち止まってしっかり考える本当にいい時間でした。
ある卒業生の人が「MBA受験も含めてMBAの大事なプロセスの一つなんだよ」といっていたのが今なら少しわかるような気がします。でも二度したくない(笑)                    (各論につづく)