オモシロキコトモナキ世ヲオモシロク-ケロッグ1年留学日記

外資系コンサル、日系金融機関、インドでの国際機関を経て、2012年6月からKellogg school of management1年プログラムに留学している男のつぶやき。アメリカ時々インド。2013年6月には卒業したいと思っている。

FRROとの戦い

India blogにここから一か月間くらい変わります笑。インドに来てから3週間近く経過しているのだけれど、VISAの関係でFRRO*1、ようは外国人登録所に入国してから2週間以内でいかなければいけなかった。このFRROが異常に悪名高い。愛想が悪い。そしてプロセスに時間がかかる。さらに最悪なのは何度も突き返された人もいるらしく大使館の人にも「やばいっすよ」と脅されたりする。

が、このFRROなんと事前にウェブで登録するようになっている。さすがIT大国と関心していたのだが、ITによる業務効率化を完全に無視した大胆なオペレーションがなされている。

事前にこのプロセスがやばいことはしっていたので、おいらは凄腕サポータAを会社から引き連れてFRROまでえっちらおっちら。行くとまずぼろぼろの緑色のテントがありそこに既に100人くらいの外国人が待っている。のほほんとしているとAが小さな声で「一番前の机にあるノートの切れ端に番号と名前を書いてこい」という。これもまたノートの切れ端に、小さな石で重しがしてあるような紙切れなのだけれど20人くらい名前が書いてある。


30分くらい緑のテントの中で待っているとアフガニスタン人だけまず呼ばれる(登録プロセスが別のため)。さらに15分くらい待っていると突如となく番号をおっさんがシャウトしだす。そのころには時すでに遅し。仕組みを理解した100人近くのその制度をしらずに待っていた群衆が、小さな紙きれ一枚をめぐり暴動のように動きだし、それをおっさんが「とりあえず書け、このやろう」と制する。隣を見るとAがほくそえんでいる。しかし番号を呼ばれている人を見ると見事なくらい日本人で、おいらのように付き人をつけている。よく見てみると日本人には必ずななめ横くらいにほくそえんだインド人付き人がいる。。まるでスタンドのようだ。。

20番目で番号を呼ばれるとこっからがまたプロセスが長い。書類審査、面接、登録の3つのプロセスで完了なのだが、書類審査でほぼ100%の確率で言い争っている。しかしおいらにはAがいるのだ。と平気な顔で順番が回ってくると、まず申請書が1部ではなく3部いるとのこと、そして雇用証明書のレターがいるとのこと。ぜ、全然だめじゃないか・・・とうなだれていると、どこからともなくAは申請書を2部コピーしてきただけでなく、自分の社員証をだし、Hindiで説得しているではないか。最後は審査官がおれ、「この書類でいいよ」とのこと。まさにインド。

面接までがまた長い。銀行のカウンターのような番号をみんな待っているのだが、このカウンターが全く動かない。日本人的辛抱を発揮し1時間半近く待っているとようやくやってきた。どうにもこの面接官の中にも序列があるらしく、カウンターを無視して偉い人を説得にかかるA。本当に一緒でよかった。

が、最後の登録完了のデスクで。「社員証でいいわけねーだろ」と一蹴。これにはAも対抗する気もなく、「すいません。午後来ます。てへへ」という感じで一時退散。結果午後書類をそろえていき無事証明をもらったのだが、ほぼ丸一日FRROとの戦闘につかうことになってしまった。おいらは何もしていないのだけれど。。

FRROに行くときは時間に余裕をもって、強いスタンドを連れていくことをお勧めしやす。

*1:Foreigner Regional Registration Offices