オモシロキコトモナキ世ヲオモシロク-ケロッグ1年留学日記

外資系コンサル、日系金融機関、インドでの国際機関を経て、2012年6月からKellogg school of management1年プログラムに留学している男のつぶやき。アメリカ時々インド。2013年6月には卒業したいと思っている。

Agra放浪記

まだインドネタを引っ張ります。
最後の週末はタージマハルを見にアグラまでデリーから車で。実は大学の卒業旅行で来ているので2回目。「インド的には普通だ」とお叱りを受けそうだが今回の放浪はひどかったのでしばしのぼやきをお許しください。

日帰りで車だけを予約していったのだけれども(デリーからは4−5時間程度)まず最初の事件はアグラ城前で。何食わぬ顔でいきなりおっさんがのってきて「ブラザー、観光案内のXXです。アグラは愛の町で・・」とアグラ観光案内を始める。運転手も含めあまりにも自然なので数分話を聞きそうになったが、やっぱし途中であやしいと思って確認すると、ツアーを押し売りして最後に賃金をせびろうとするつもりだったらしい。おそらく運転手が裏で糸をひいていたもよう。。
最後の最後までゴネてやがったのをなんとかタージマハルのチケット売り場で追い払う。ブラザーじゃないよ。ほんとに。。

そのあとは自力でタージマハルを観光。相変わらずの人、人、人。
もはや50度近く気温があるので大理石が死にそうに熱い。がここは何事もなく終了。

第二の事件はタージマハルからチケット売り場までの帰り道で起こった。タージマハルのチケット売り場からタージマハルまでが1−2キロほど遠いのだが、外人としてのチケットを買うと簡易バスみたいなのがついてくる(ちなみに車はチケット売り場までしかいけない)。が、帰りにしっかりピックアップしてくれるような律儀な仕組みになっているわけではないので、オートに乗ったのだが降りる時に約束した金額と違うと散々もめる。たかだか日本円にすると数十円なのだが「うそつきだの」なんだのいってくるのでこちらも売り言葉に買い言葉で喧嘩。
結局冷静な妻のおかげで事なきを得たがもう怒り心頭。

気を取り直してアグラから一時間ほど離れたファテープル・スィークリーに移動。しかし最後の事件はここで発生。ここでも駐車場までしか車がいけず、モスクや建物に行くまでは自分たちでオートで移動しないといけない。ガイドやらオートの運転手やらが「ガイドがいないと入れない」だの、「学生だから安心したらいい」だのなんだのいって明らかにだまそうとする。結果建造物の中までもOfficial tourだとかいってくる人があとをたたず、建築自身はそこそこ素敵なのにだいなし。(ちなみにこんな感じのとこ)

That's Indiaだといわれればそれまでなのだがやはり国際的な観光地としてはいかがなものかなと思う。観光客を狙いの小さなだましが連続で来ただけなのだが、少しずつこういう経験が国としての印象を下げることにつながるのではないかと思う。聞くところによるとF1やコモンウェルスなど国際的イベントの評価も高くないようだ。国際的に接点のある場所でどういうふるまいができるかはその国の印象を左右するのを本当に強く感じた。

今回は旅行という小さな話だが、国際的かじ取りをしていく場面でどうリーダーシップを発揮できるかは、停滞しつつあるインドを次のステージにもちあげるかどうかを左右するだろうと個人的には思ったり

とうわけで、雄大なタージマハルを最後にインドを旅立ちました。今は一時帰国して電撃で留学準備にとりかかっています。このブログもようやくKellogg留学ブログになります笑。