オモシロキコトモナキ世ヲオモシロク-ケロッグ1年留学日記

外資系コンサル、日系金融機関、インドでの国際機関を経て、2012年6月からKellogg school of management1年プログラムに留学している男のつぶやき。アメリカ時々インド。2013年6月には卒業したいと思っている。

Leadership workshop

リーダーシップワークショップなるものがあり今週行ってきた。この会は以前の同僚やボスなどから評価を360度でももらい自分自身のリーダーシップの評価と自己評価を重ね合わせたりするのがトピックだったのだが、「あーなるほど」と思ったり、「意外とこういう評価なのか?」と思ったりして結構楽しかった。

ただ本音で話すとちょっとおいらはひねくれているので、このリーダーシップまみれの空間に洗脳されながらもすごく違和感を覚えていた。なんとはなく「おれたちみんなリーダーだよね」みたいなのを確かめ合う空間にいるのは結構苦手なのだ。
そんな中やっぱりでも「ああ」と思ったことを二つ。

一つ目は(以前も書いた気がするけれども)リーダーシップというのは行動様式のひとつに過ぎず、さらにはそれぞれの人の形に合わせて自分のリーダーシップの型があり、それぞれの「どうありたいか?」によってリーダーシップが規定されることを再確認できたこと。リーダーシップの場所は仕事でも家庭でもはたまた趣味の世界でもいい。自分がどういう世界にどういうかかわりたいかと規定し、そのためにどうやって人を巻き込むかという話だからだ。

二つ目はリーダーシップには自省が必要とのこと。毎日自分に何ができて、何ができなかったかを考えること。気持ち悪いがおいらは社会人になってからずっと毎日やるようにしている。毎日毎日クセになるまで習慣づけるのだ。が、ふとこの言葉をワークショップできいて自分にはここで学ぶ時間はあと300日ちょっとしかないんだなと思った。MBAにくる理由なんて人それぞれだけれども実は300日はあっという間である。一方で300日あれば人間変わるのに十分な時間でもある。
MBAでの生活はちょっと部活に似ている。おいらはずっと剣道を中学からやっていたのだけれども、ここでの生活も素振りと基本稽古、そしてたまの地稽古をひたすら繰り返すものだ。素振りをするときにもよく自分で鏡をみて「どういう形で竹刀を振りたいかをイメージするか」を考えるよう顧問にいわれたのに近い気がするし、どれだけ実践を想定して、どれだけ本気で取り組むかの積み重ねが、本番でのパフォーマンスを左右するのだ。

少し意識してがんばろうと思ったのでした。下記はいつも自分の肝にめいじている大前さんの言葉。留学にいくっていうのもこういうことなのかもしれません。

人間が変わる方法は三つしかない。一つは時間配分を変える、二番目は住む場所を変える、三番目は付き合う人を変える、この三つの要素でしか人間は変わらない。

もっとも無意味なのは、「決意を新たにする」ことだ。かつて決意して何か変わっただろうか。行動を具体的に変えない限り、決意だけでは何も変わらない。

そして時間、場所、友人の中でどれか一つだけ選ぶとしたら、時間配分を変えることがもっとも効果的なのだ。

「時間とムダの科学」p.95-96