オモシロキコトモナキ世ヲオモシロク-ケロッグ1年留学日記

外資系コンサル、日系金融機関、インドでの国際機関を経て、2012年6月からKellogg school of management1年プログラムに留学している男のつぶやき。アメリカ時々インド。2013年6月には卒業したいと思っている。

Follow your path

また更新が遅れました。この間某キャリアフォーラムにいったら何人かの方からブログを読んでいますとありがたい言葉をいただいたこともありきちんと書こうと思う。最近はどうかというとそこそこ忙しいっす。大分こっちの生活にも慣れてきたこともあり、毎日楽しくやっております。
さておいらはこの学期はElectiveという選択科目をとっていることもあり、ゲストスピーカーが結構授業に来ていただけるのだが、2連続で聞いた話がすごくよいと同時に今の自分には考えることがすごくあったので書いてみる。

一人は現在某大企業の人事部長をやっている女性の話。彼女が自分のキャリアの話を共有してくれながら、彼女が学んできた今までの生きていくためのコツを共有してくれた。正直言うとKelloggでは数多くのCEOやらCMOが毎日のようにセミナーをやったりしており、Bioを読んだ時点ではこんなに自分が衝撃を受けるとは思わなかった。
しかし彼女が「私が大学を卒業してから・・・」と口火をきってから彼女のキャリアの意思決定、そして変化すべてが生々しく、がゆえに愛にあふれた人生の後輩へのメッセージとなっており、数分後にはクラス内が彼女の話に飲まれていた。内容はオナーコードもあり共有できないところがあるが、彼女が何度も言っていたのは「自分は自分であること、誰が何をいおうとも自分の決意を信じること」であった。
いくつかを箇条書きに、
①専門性を学ぶことも大事だけれども誰と一緒に働くのか?誰の元で働くのかも大事。
②自分の人生は自分のもの。自分の直感を信じること。肩書きや他の人の評価を気にせず、自分のベストを尽くすこと。それが自分の糧になり、評価につながる
③困ったら自分で抱え込まずに必ずまわりに相談すること。必ず誰かが助けてくれる
④毎日が成長の機会。毎日毎日を成長の機会にかえれるかどうか。

箇条書きにすると伝わるかわかりませんが、彼女の経験を踏まえながらの話は胸を打ちました。

2人目は名だたるCEOなどのコーチングをしてきたMarshall Goldsmithが授業にきてくれた。年次の若い学生に話をするのは初めてだといっていたが、彼の話の中で一番印象に残ったのは、「自分のそばにいてくれる人、パートナーを大事にすること」「自分の人生にとって何が大事かどうかを考えること」だった。ふと彼の話を聞いたときに最初の会社で。「自分のまわり、パートナーを大事にできない人が、お客さんを幸せになんかできない」といわれたことを思い出した。

こうやって見ると二人のメッセージはとても似ていて、そして「自分の人生を生きる」なんてことはとっても当たり前なのかもしれないけれども、数年がむしゃらに働いてみて、もう半年ちょい後には仕事に戻ることになっていて本当に「自分にとって大事なこと、なしえたいこと」ってなんなんだろうなとすごく思うように最近なっている。そしてそれを世界中からやってくる本当に様々な価値観の人たちとぶつけていく。こんな環境ってなかなか実はないんではないかと思う。自分の働く場所を変えなくても、それでも少しずつ人生の先輩方の話を聞き、同級生と語り合い、そんなことをしているうちに少しずつだけれども自分の見える世界が変わっていっているのを感じなくもない。この贅沢な時間をもう少し楽しもうかなと思います。