オモシロキコトモナキ世ヲオモシロク-ケロッグ1年留学日記

外資系コンサル、日系金融機関、インドでの国際機関を経て、2012年6月からKellogg school of management1年プログラムに留学している男のつぶやき。アメリカ時々インド。2013年6月には卒業したいと思っている。

人を巻き込む力

何回かこのBlogでも書いているけれども、この学期はManagerial Leadershipという授業をとっている。この授業自信の教授はHarry KraemerというKelloggの名物教授の一人が教えている。彼自身もBaxterでCEOを数年やり、今はChicagoベースのPEファンドで投資先のCEOのコーチングをしているという変わった教授なのだが、前回のゲストスピーカーでMike S. Zafirovskiという元GEの重役でモトローラの社長、Nortelの社長を経て現在ブラックストーンで勤めている人を呼んでくれた。この授業はKraemerをはじめ、彼のコネクションで呼んで来る様々なリーダーたちとの対話の中で自分のリーダーシップを見出すというもので、最初は「?」であった部分も多かったがやがて自分のプロセスの中に落としこめるようになってきた。

*1コンサル時代は再生案件なども数多く手がけていたのもあるし、彼は憧れの一人の経営者でもあったのですごくミーハーに興奮した。。Kraemerも含めて口をすっぱくいうのは、Executionできるかどうか?人を巻き込めるかどうかが本当に大事だということ。自分自身の経験もあるけれども特に再生案件では実は起死回生の戦略とかっていうのはあまりなく、むしろ最初のステップは正しいことを正しくやるように戻すという作業のような気がする。むしろ大事なのは疲弊していく組織の中で人を巻き込めるか?その部分こそが肝のような気がする。そして何よりも彼自体がマケドニアから子供ころアメリカにやってきた話、英語が全然できなかった話など子供の頃の話も印象的だった。「世界中のリーダーたちに話ができるのをうれしく思う」と冒頭でいってくれたのも非常にうれしかったなー。

少し話は飛ぶけれどもEDPというプログラムで3週間ほどExecutive向けのプログラムに参加していた日本人の方々にかわいがってもらっており、昨日は最終日ということでKelloggのみんなとお食事に。色んな話をしたけれども、やっぱり経営に近くなればなるほど「人を巻き込む力」「人としての魅力」みたいなものが問われるようになるのだとつくづく思う。本当にプログラムの皆さんはすごく優秀で「人を巻き込む力」もすばらしくご一緒させていただけてすごくうれしかったな。
Leadership is journey。あと気づけば約半年で卒業だけれども、色んな経験を積んで自分の幅を広げなきゃ。

*1:いつもどおりHonor Codeで詳細はかけないけれども