オモシロキコトモナキ世ヲオモシロク-ケロッグ1年留学日記

外資系コンサル、日系金融機関、インドでの国際機関を経て、2012年6月からKellogg school of management1年プログラムに留学している男のつぶやき。アメリカ時々インド。2013年6月には卒業したいと思っている。

Kimberly- Clark: CMO Speaker Series

冬学期も2週目。日本は大雪で大変なようですね。

 

色々あって今年というかKelloggライフ後半のささやかな目標の一つにもっと色んなSpeaker sessionなどに出ようと思っている。さすがKelloggだなーと思うことはそういう目線で見ると名だたる消費財、小売の会社の役員が学校にプレゼンに来ている。特にKellogg Marketing Club( KMC)が主催しているCMO Speaker Seriesが面白い。

 

自分の嗜好もあってどうしてもConsumer analyticsよりのMarketingを授業でとったりして偏りがちだけれども、デジタル時代のマーケティング、ブランドマネジメントなどの領域や生のマーケティングの世界で何が起こっているのかを知ることができ自分の知識のストレッチにいい機会だと思う。

 

今日は「クリネックス」などのブランドで有名なKimberly- ClarkのCMOが来てくれて話をしてくれたのだがいくつかの学びを。

①デジタルマーケティングの時代だろうがなかろうか基本的なブランドマネジメントの姿勢は一緒。自社の製品を差別化していくという一点に限る。だからデジタルマーケチームがいるわけではなく、マーケティングに携わるものは全員デジタルを理解しなくてはいけない。

②マーケティングという世界は切り出されてではなく、戦略、ファイナンス、技術などとの他のチームとの共存の中でこそ成りたつものであり、単独で語れるものではない。特にキンバリーは技術を大事にしてきた会社であり、他の部門との関係の中でマーケティングを構築していくべきである。

特に②は面白い。おいら自体は日本でCMOという役職があまりみられないのはマーケティングが単独で切り出されていて、全体の戦略の中でうまくワークしていないことが多く見られるからなのではないかと思う。広告などをつかさどるPRという機能以上の仕事をマーケティングというロールにできている会社はどれくらいあるのだろう。最後はでもLoyalityは愛(Affinity)なんだよと言ってくれるお茶目な人でした。

 

今日のInnovation labの授業の中でもお隣のビジネススクールのBoothのEntrepreneur Sellingの看板教授が特別授業してくれたり今日は改めてビジネススクールで学べる機会の豊かさを感じた一日でした。