「チームワーク」とかってやつ
冬学期を通じて一番学んだのはこの「チームワーク」とかってやつな気がする。正直言うとおいら個人は元々グローバルな場での会議であったり組織運営だったりという経験もあったし、こういうのはとても得意なほうだと思っていたのでチームワークを学べるとかっていってもどれほど学べるのかいなとあやしんでいた部分も多かった。
今学期は自分の自信を失うくらいいろんなチームで苦戦した。Kelloggの生活に慣れてきたり、英語力が向上してきて自分のいいたいことなんかもより出てきたというのもあるのかもしれないけれども、「なんでこんなことになるのだろう」というくらいもめることが多かった。みんな社会人として立派に名だたる会社でぴかぴかのキャリアを歩んできたやつがである。結果すごい数今回は「どんぱち」した。
Diversityだからとかそういうのではないような気がするし、けしてみんな「仕事ができない」からでもない。
その1は「ボスがいないから」だと思う。4人なり5人なりがKelloggではチームを組むのだが、当然ボスがいるわけでもなく、フラットな関係性の中で問題を解いていく、またその中では当然知識やスキル、はたまた英語力の差がある中で、またKelloggの場合全てのクラスが別のチームを組まされるので、そのたびに意思決定プロセスを作り上げないといけない。これは思ったより大変である。一方でKramer教授が前の授業でいっていたことを思い出すと、「通常の企業の場合、君たちはチームを選べない。選ばれたチームの中で最大のアウトプットをださないといけない。それを君たちはここで学ぶんだ」というのを体現しているような気もする。
その2は、同じ企業や産業ベースでの仕事のやり方がいかに身にしみているのかと思う。おいらはお客さん商売をしていたし、色んな企業文化に合わせて、問題解決をしていくことが得意だと思っていたけれども、一方で今まで一緒に働いていた人たちがどれほど自分にとって快適で哲学を共有していた人なのだと気づいた。おいら個人としてはあまり国とかではなく、育ってきた企業文化やチームの文化が大きくその人のマネジメントスタイルと左右している気がする。
そして自分のマネジメントのクセのようなものがよくわかった。どういうとき自分はワークするのか?どういう人の巻き込み方をクセにしてするのか?どういう人とは働きやすく、どういう人とは働きずらいのか?そんでもってこんなもんは日本語であろうと英語であろうと変わらず「自分」のスタイルだってことも。てかおいら結構きれやすい。
「チームワーク」っていろんな学校がいっているし、それってなんだろうと思うこともあるけれども結局「自分を知る」ってことなのかもしんないなと思う。そしてその機会をうまくつくってあげるのが上手なのがKelloggなのかもしれないなと思う(他の学校もいい学校はあると思う。)来学期もこういうとこを意識して、自分のマネジメントのやり方の幅を広げていったりできるといいなーと思う。