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オモシロキコトモナキ世ヲオモシロク-ケロッグ1年留学日記

外資系コンサル、日系金融機関、インドでの国際機関を経て、2012年6月からKellogg school of management1年プログラムに留学している男のつぶやき。アメリカ時々インド。2013年6月には卒業したいと思っている。

10年後のために

Academics

前回の記事で書いたBiddingの結果が返ってきて無事秋学期の授業を全部競り落としました。ひとつは絶対にとりたい授業だったので結構ポイントを使ったのですが、「この人の授業を受けるために入った」といっても過言ではないくらいの勢いの人なのでしゃーないかなと。

この授業選びのためにファイナンスの教授から送られてきたメールの中で「なるほど」と思うことがあったので共有してみる。相当適当に訳してみると、

Kelloggの授業を選択する上で10年後の自分を考えてみよう。多くの人が10年後何をしているのか皆目検討がつかないと答えるだろう。それが普通だと僕も思う。大事なのはこのわからない10年後のためになるべく多くの基本的なフレームをKelloggで僕はみんなに学んで欲しい。本当に多くのファイナンス以外のキャリアパスを選んだ卒業生が最終的にはファイナンスの意思決定を必要とするポジションにやがてなっていくのだから。

という感じで、だから「みんなファイナンスを勉強しよう」という帰結になるのだが、おいらはこれを見てMBAに求めていることのひとつが結構言い表されている気がした。MBAというのはよく自動車免許にたとえられることがあるが、ひとつの役目はどんなイシューが来ても答えをみちびきだせるようななるべく多くのフレームワークを学ぶ場所なのだと思う。

では、なぜフレームワークが必要なのか?日本でもロジカルシンキングやらなんやらではやり始めているが、シンプルにいうと、「なんだかわからないものを解く為の出発点」として使うものなのだとおいらは思っている。ファイブフォースやらSWOT分析やらがむしゃらにフレームに当てはめる人を目にするけれども、何でもかんでもあてはめてかっこいい分析をしてもあまり意味がない。

どんなトピックがやってきても、みんなが共通の基盤にのって、いかに現実の事象に当てはめていくのかという世界なのだと思う。MBAにきて改めて痛感するのは、本当に想像していた以上に、色んな角度やら視点で激しく議論を突っ込んでくる。課題がどんなに簡単でもほぼすべてはこっちはグループワークなのでいかに全員の総意にもっていくのか?建設的な議論にもっていくのか?が本当に大事だなと日々痛感する。

それをいかに意思決定ができるモデルに変えていくのかという議論の土台になるものがフレームワークなのではないかなと思う。議題に応じてどの土台で議論をすればいいのかを学ぶ場所がMBAではないかなと思う。だから即効性のある増強剤ではないし、急にリーダーシップが格段に増すというものでもない。じわりじわりと自分の引き出しを増やす場所なのだと思う。

10年後、したいことは少しずつ見えてきたけれども、なにやっているのかはわからんのう。そのときのための土台作りになるような時間の使い方をしたいもんです。