オモシロキコトモナキ世ヲオモシロク-ケロッグ1年留学日記

外資系コンサル、日系金融機関、インドでの国際機関を経て、2012年6月からKellogg school of management1年プログラムに留学している男のつぶやき。アメリカ時々インド。2013年6月には卒業したいと思っている。

CIM week①:「金持ちになるためではなく、世界を君たちが変えるために」

いよいよMBAライフがはじまりました。といっても午前中は簡単な説明とパソコンの設定という比較的ゆるやかな一日で残り大半は今日から寮に入れるというかなり乱暴なオペレーションなので一生懸命荷物を運んだり。

1年プログラムの人数を増やすという宣言どおり今年は例年最高の100人約30カ国から集まっています。2年プログラムに比べ比較的インターナショナルの学生の比率が高くおそらく50%近いのではないかと思う。何人とか関係なくみんなナイスで、なんだか安心した。実はオリエンテーションプログラムであるCIM自体も1年生向けには今年がはじめてらしい。

さて最初の日ということもあり、KelloggのDean(学長)であるSally Blountから新入生に向けてメッセージ。うろ覚えで書いているので間違っているかもしれないけれど。

"I am not here to make you richer. I am here to help you make this world a better place. We don't know any way better than building strong organizations and leverage market power. And you are here to learn that."

すさまじくパワーのあるプレゼンテーションだった。「君たちは世界を少しでもよくするためにここにいるんだ。そのための100人なんだ」と何度も熱く語る。そしてそのためには「強烈なリーダーシップではなく、強いチーム、組織をつくることこそが重要であり、どんなリーダーであっても強いチームを作っているからこそ世の中にインパクトを与えられるのだ」と続く。そして「戦略でもファイナンスでもオペレーションでもなく、強い組織をつくるということこそがMBAで学ぶべきでありMBAでしか学ぶことができないことであり、そしてこれこそがケロッグが世界中でもっとも学ぶことができる場所なのである」と彼女はいう。

日本語だと通じないかもしれない。おいらの英語力では70%くらいしか理解できていない。でも一番最初にケロッグの卒業生もある彼女が「君たちは世界をよくするための100人である」と熱く語るのを見てやっぱりこの学校を選んでよかったなと思う。

「世界を変える」きわめてアメリカ的な発想でもある。世界は変えるなんておこがましくもあるし、天邪鬼のおいらからすればMBAで学べることがどれだけ「世界を変えるのか?」と思うところもある。それでも学長であり、リーダーであるDeanからこの言葉を聴けて、天邪鬼されど直情的なおいらは胸をゆさぶられるのだ。

そのあとは100人とその家族みんなでボーリングをしに、シカゴのダウンタウンへ繰り出す。まさかアメリカでボーリングをするとは思わなかったが、また少しみんなを知れてよかった。いよいよ明日からは一日缶詰でプログラムが始まる。どんな出会いがあるのかしら。少し酔っているので感情的なエントリーですいません。*1

Kellogg興味のある人はこの動画もみてみてください。少しプレゼンテーションの雰囲気が伝わるとおもいます。

*1:完全に上記は私個人の理解と感想です。ゆえに権利などは所属しないものとしますし、私自身も責任は負えません。英語違うかもしれないし。