オモシロキコトモナキ世ヲオモシロク-ケロッグ1年留学日記

外資系コンサル、日系金融機関、インドでの国際機関を経て、2012年6月からKellogg school of management1年プログラムに留学している男のつぶやき。アメリカ時々インド。2013年6月には卒業したいと思っている。

Chicago①:シカゴの美術館

シカゴには出やすいと書いた割には出不精なおいらはなかなかシカゴまで足を運ぶことはない笑。マーケティングの授業のグループワークの一環でシカゴの美術館まで出かけなければいけないので一日かけてえっちらおっちら。

最初はシカゴ現代美術館。通称MCA。

ノリとしてはNYの現代美術館と一緒な感じ。なかなかこじんまりとしているのだがよい美術館だと思う。が、正直に言うと外にでっかいハンガーが突き刺さっていたり、「こんてんぽらりーあーと」はやはりなかなかわからない。なんだかよくわからない空間の中に自分をおいてみたりするのは好きなのだがなんともいえない気持ちにもなる。

ぼんやりとした気持ちのままでお次はシカゴ美術館に。こちらは歴史的に荘厳な建物でなかにはゴッホやらモネやら有名な美術品もあれば、日本や中国などほかの国の展示物もある。日本の展示物のところには建築家安藤忠雄のつくった空間などもあったりと盛りだくさん。グループ的にはこっちのほうが格段に気に入ったようだ。

店舗での経験がいかに購買やモチベーションにつながるかという少し遠足っぽいグループワークだったのだけれど、小売などではない美術館という対象を果敢にも選んだ。全部は紹介しないがマーケティングのプロセスの中で大事な顧客心理のステップのひとつはinterpretationだそうだ。アップルなどは非常にわかりやすい例で何もわからないと大きい携帯なのか、ちいさなパソコンなのか、うすっぺらい鉄板なのかよくわからない。顧客向けに商品を「翻訳」するという機能が必要になってくるわけだ。

おいらたちが理解できなかったこの「こんてんぽらりーあーと」ってやつは「翻訳」を顧客にゆだねているのだと思う。芸術全般がそうなのかもしれないけれども、「翻訳」の余地を大きくしている。一方で後者のシカゴ美術館には「歴史」であったり「配置」であったりで翻訳の定義の方向性を定めている。何か定義をするのが大好きなビジネススクール生には後者のほうがいいのかもしれないなーとかって授業と関係ないことを思ったり。

最後はそのままミレニアムパークにいったり、そのまま日本人会に合流してシカゴにて「牛角」を堪能したりと個人的には充実した休日でした。夏のシカゴはいいのう。一日遊んでいた分たまっている資料を読み込まねば。。