オモシロキコトモナキ世ヲオモシロク-ケロッグ1年留学日記

外資系コンサル、日系金融機関、インドでの国際機関を経て、2012年6月からKellogg school of management1年プログラムに留学している男のつぶやき。アメリカ時々インド。2013年6月には卒業したいと思っている。

夏学期の授業はじまる。

木曜日から授業が始まり大量の宿題と読み物に追い込まれています。二日間だけれども今学期にとるクラスも決めたので、MBAブログらしく夏学期の授業を紹介してみようと思う。いろいろ悩んだが必修の科目があることもあり、だいぶバランスよく科目をとることにした。

①Business strategy
必修科目。そのまんま戦略。ケロッグではStrategyはミクロ経済の文脈で読み解く研究が発達しているのでそういう角度からの考察もありゃ、ケースもありという感じ。教授が途中で興奮してどんどんヒートアップしていく。ほかの授業との兼ね合いで週に2回朝8時半からという地獄のコースになってしまったが、戦略家のおいらとしては激しく楽しい授業。結構ばしばしコールドコールされたりグループワークでのケース分析などもふんだんで楽しい。

②Values and Crisis Decision Making
7月の週末金曜日と土曜日を2回使ってとるSEEKと呼ばれる中に位置づけられる必修の授業。名前だけみるとよくわからないが追い込まれるらしい。

③Accounting for Decision Making
後半5週間を使っての会計の授業。ケロッグらしく意思決定をするために必要という文脈で会計を読み解く。これも始まってみないとわかんない。

④Turbo Finance
名前が強そうだが名前のとおりコーポレートファイナンスを一気にやる授業。本来コアでファイナンス1とファイナンス2に分かれているのを1学期につっこんで高速でコーポレートファイナンスの基礎をカバーするという恐ろしい授業。早すぎて一回の指定readingが50ページ近くある。と同時に週に1回のペースでケース分析をグループでやっていくというかなりワークロード的には重い授業。個人的には一番経験のないエリアなのでどうしたもんかと頭が痛い。

⑤Consumer behavior
自分のひとつの強みにしようと思うマーケの授業。心理学的なアプローチで顧客心理を分析したり、フレームワークで考えてみたりする授業。もちろんこいつもグループワークがありフィールドワークや企業のケース分析なども後半では盛り込まれている授業。ケロッグのいいところはかなり消費財やマーケ出身の子が多いのでそういう人から学ぶことが多くて楽しみ。

いくつかの授業の初回を受けたが、まず勉強楽しい。やっぱしマネジメント全般がすきなんだなーとつくづく思ったり。発言がいけているかどうかはわかりませんが、少人数でかなり双方向な授業なので、がんがん意見も言えるし、教授もいろんな意見を拾ってくれて個人的には楽しい。
最後に1年プログラムに興味のある人も読んでくれていると思うので(いるのかいな?)いくつか感じたことを。

○メリット
①夏学期は1年プログラムの学生しかキャンパスにいないので、ほぼ確実にとりたい授業がとれる。
②人数が少ないので、非常に教授との距離が近い授業が多いし、発言の機会も多い。まあ関係なく発言しちゃえばいいのだけれど。
③夏学期からElectiveと呼ばれる応用クラスがあるので自分のレベルに合わせて組み合わせることができる。おいらの場合はファイナンスや会計は初歩から、マーケは応用からとか。
○デメリット
①エバンストンですべての授業が開講されているわけではなく、ダウンタウンまで行かなければいけない授業も割りとある。夏学期は必修もあるので特に気にはならないが少し限定的な科目もある

てな感じかしら。

ちなみにケロッグもほかの学校同様、Honor Codeというのがあり、授業の詳細などを伝えたり、特定の誰かが有利になるような情報を外部にもらすことを禁じているので、あまり詳細はかけませんが、是非何か特定に知りたいことなどあればコメントをください。一方で授業で感じたこと、授業からの妄想なんかをここでは書けたらと思っているのでしばしお付き合いいただけると幸いです。